早速これがリシャフトで持ち込まれました。
テーラーメイドのSIM UT
これに三菱のTENSEI HY80を装着します。
今回のように同じシャフトを装着する時は、カット等する前にシャフト単体の重量を測って重い方を下の番手に使います。
日本メーカーのシャフトならそれほど差はないのですが、念の為です。
テーラーメイドは長さ計測が一緒なのと先端にウェイトが入ってないのでリシャフト時の目安が立てやすいのが良いです。
純正のカーボンですとバランスポイントや重量の違いなどで予想が難しい事もあります。
丁度、別のお客様のクラブでそういうクラブを作業したので後日記事にしたいと思います。
通常のベルベット360(50g)だろうと思っていたのですが、念の為調べてみると42gである事がわかりました。
今回使用するグリップは50gなので無調整で組むにはその分長くしなければなりません。
元々のスペックはこんな感じでした。
例えば純正シャフトの状態で打ってみて、このシャフトのままで良いとなったとします。
グリップだけ交換しようと50gくらいのものに交換するとD1.5あったバランスはD0以下まで
落ちる事になります。
元のD1.5くらいまで戻そうと鉛等で調整する場合、3~4g貼る必要があります。
結果的に総重量が10g以上重くなった事になりますので、おそらく最初に打った時とは別物になっているでしょう。
最近、軽量のグリップを使っているクラブメーカーが多いのでグリップ交換の際はご注意下さい。
仕上がりスペックはどちらもチップノーカット、無調整で
(#4)40.25in/D2/368g/294cpm
(#5)39.75in/D2/373g/296cpm
になりました。
今回振動数に2cpmの違いが出ましたが、どちらもチップカットをしない場合
長さが0.5インチ違っても同じ数値になる事もあります。
振動数が逆転は最悪なので、そうならない為にカット前の重量計測が必要になるという事になります。